Project Air: 産業転換に向けた画期的なイノベーション

年間50万トンの二酸化炭素排出量を削減するには何が必要でしょうか?私たちの答えは、自社の残渣(ざんさ)ストリーム、バイオガス、再生可能な水素です。

Project Airでループを完結する

Project Airは、Finite Material Neutral(有限資源の再生化)に向けて化学産業を転換することを目指したパーストープの産業イニシアチブであり、多くの産業バリューチェーンに多くの効果をもたらします。

Project Airは、通常は大気に排出される二酸化炭素を回収し、それを持続可能なメタノール生産の原料として利用します。このメタノールは、化学製品の原料として使用され、携帯電話のディスプレイや塗料、ワニス、衣類の繊維など、さまざまな用途で使われています。これにより、多くのバリューチェーンを通して気候への影響が軽減されます。

年間排出削減量は、化石燃料を使用する新車34万台分

このプロジェクトでは、循環型生産手法を用いて化学品製造に使われる持続可能なメタノールを生産します。パーストープはスウェーデンのステヌングスンドにCarbon Capture and Utilization(CCU)プラントを建設し、自社の工場から回収した二酸化炭素や残渣ストリーム、バイオガス、再生可能な水素を使ってメタノールに変換します。この革新的な技術により、温室効果ガスの排出量が大幅に削減されます。年間の排出削減量は、化石燃料で走行する新車34万台分の排出量に相当します。

Project Airの詳細はSustainability Reportをご参照ください>>